院試解答TeX化プロジェクト
京都大学大学院 工学研究科 電気・電子工学専攻
院試験FAQ
電気系院試を受ける際に多くの人が持つであろう疑問について書いておきます。 もし他にも何か質問があればメールして下さい.Q1. 電気系院試はいつあるのか?
A. 毎年違うのは当然ですが、参考までに2007年実施の試験の日程です.
試験日:8月6日 9:00〜12:00 専門A ・ 13:00〜16:00 専門B
合格発表:8月20日
ちなみに情報系は8月6日・7日と二日間ありました。
Q2. 科目と配点は?
A. 次のような配点・科目です。
英語:150点(TOEFLiBT(120点満点)の点数を150点に換算)
専門A:400点(6科目中4科目選択)
専門B:400点(6科目中4科目選択)
【専門A】
複素関数 ・ 微分方程式 ・ 電磁気 ・ 電気回路 ・ 物性 ・ 電子回路
【専門B】
通信 ・ 論理回路 ・ 自動制御 ・ 真空 ・ 半導体 ・ 電気機器 or 放電
Q3. 12科目全部勉強するか?
A. 12科目全て勉強した人は聞いたことがありません。逆にぎりぎり8科目の人も聞いたことありません。
ほとんどの人が9 or 10科目勉強します。当日知らない知識を必要とする問題が出た場合、他に逃げれないのはきついです。
Q4. いつから勉強すべきか?
A. 一ヶ月がちょうど良いです。これは院試受けた人の多くが感じていると思います。
一ヶ月よりも前から勉強を始める人も結構いると思いますが、後半することが無くなります。 逆に三週間前からだとぎりぎりかもしれません。
外部の人で受かる人は二ヶ月くらい勉強するそうです。
Q5. 受験者数と合格者数は?
A. オフィシャルに発表されているかは分かりませんが、2007年の試験は受験者が93人でした。(融合含む。)
定員は71人と募集要項に記載されていました。しかし、合格者は67人でした。(融合含む。) 定員より合格者が少ないのは初めてのことだそうです。
試験会場でぱっと見た感じで外部が十数人いたと思います。 毎年そんくらいで、外部合格者は数人とのことです。
Q6. 何割くらい解ければ受かる?
A. わかりません(笑)ただ、7割解ければまず受かるでしょう。問題が簡単な年に6割では落ちるかもしれません。
Q7. 問題の難易度は?
A. なめていると意外に難しいです。ただ、ビビる程でもありません。満点近く取れる科目が何科目かあります。
7割を目標にするとAとBで 560点/800点 を取れば良いことになります。例えば三科目で満点とれば、残り五科目は 半分くらいできればokということになります。
Q8. 院試過去問はどこで手に入る?
A. 電気の事務室に行けばコピーさせてもらえます。研究室にも先輩方が保管している過去問が大抵あります。
先輩の作った答えもほとんどの研究室にはあると思いますが、さすがに前年のものはないと思います。受験が終わった後に 解答を作る暇人は僕くらいしかいないでしょう(笑)平成20年院試の解答を少しは作っています。解答ページのパスワードの かかっていない所にサンプルとして追加していく予定です。
Q9. 院試過去問は何年分くらい解けばいい?
A. ほんとんどの人が院試の過去問を中心に勉強をします。大抵の人は五年分くらい解きます。 たまに三年分しか解かない人や、十年以上昔の過去問を解いている人もいますが・・・
しかし、過去問だけでは高得点は期待できません。 もちろん過去問と似た問題が出題されることもありますが、傾向が変わることもあるので院試験対策のページにも書いたように、教科書や授業プリントをしっかり勉強する必要があります。